10月8日(木)・9日(金)の2日間、本社にて浄化槽清掃部門の勉強会が行われ、今回の内容はバキュームカーの構造と開発史についてでした。
バキュームカーは糞尿の吸引・運搬を担う特装車輌で、当社のメイン業務である浄化槽清掃作業には必要不可欠な存在です。
バキュームカーには、タンク内部を真空にすることでタンクに接続されたホースから糞尿を汲取ることができる「真空ポンプ」や、汲取りホースを収納する「ホースリール」、汲取り作業中に周辺環境へ悪臭が広がらないようにするための「脱臭器」など、バキュームカー独自の装備品が備え付けられています。
長年に渡って進化してきたバキュームカーですが、開発される前は柄杓を使って手作業で汲取り作業が行われ、昭和初期までは肥桶と天秤棒やトラックを使って糞尿が運搬されていたそうです。
(明治初期における糞尿運搬の様子)
昭和26年(1951年)に川崎市で開発・導入された初期のバキュームカー
現在当社で使用しているバキュームカー
バキュームカーの誕生から今に至るまでの歴史を知り、改めて環境管理に必要不可欠な存在なんだと実感しました。
これからも地域環境を守るべく、車も歴史も大切にしていきたいです。
reporter:AXN